EDDIE COCHRAN

あのね 寝るのって大好きなんだけど
オレってもう病気だからさ どこでも寝れちゃう 
廊下 居間 は当たり前 台所 風呂(死にかける) トイレ(起きた時カラダがキツかった)
ベットの下 机 車の荷台(昔ピックアップに乗ってた頃) 映画館 列車 
免許の講習なんて もう熟睡だぜ ヨダレがいっぱい出る
オレ「いびき」はかかないらしい←自分ではわからない
から
もー死んだようにメーワクかけないように 寝る
30分空いた時間があっても有効に 寝る
眠りのレスポンスがハエーんだよな きっと5分もかかってない

今日のロックンローラー
フルネームはEDWARD・RAY・COCHRAN
1938年10月3日 ミネソタ州で5人兄弟の末っ子として生まれた
エルヴィスより3つ年下 小学生を卒業する頃には大人顔負けのギタリストだった
前述のビル・ヘイリーなんかもギターばっかりやってたけどさ
当時はPSPやゲーム・ボーイなんて無かったから ギターと遊んでたってワケ
イマの小学生に告ぐ!ドラクエいくらウマくなってもソレでメシは食えないぜ

14才の頃からエディの愛器はグレッチの6120
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この何のヘンもないセミ・アコのギターが
イマじゃロカビリー・ギターの代名詞になってる
特にトラ目サンバースト仕上げのヴィンテージはイマじゃ200万出しても買えない
実際 レプリカでも重くて弾きにくいらしいし ピックアップ・コイルもツライ
こんなボロがエディ・コクランを崇拝するブライアン・セッツアーが愛用するようになり
高値に高値を呼んだってワケさ
ジッサイ テレ・キャスターのほーが10倍弾きやすいらしいよ


16才の頃 生涯エディと共にするベーシスト コニー・ガイボに出会い
(コニーのコトをエディは尊敬しそして親友だった 彼をタタえるGuyboってインスト曲
を後に作って発表している)
ヒルビリー歌手 ハンク・コクランのバックとしてエディとコニーは迎えられた
ソレが「コクラン・ブラザース」
ハンクはエディとはアカの他人 そして保守的にヒルビリーを愛するオトコだったのに
対してエディはナマでエルヴィスのライブを見ちゃったんだよねー

「♪ウェ~~~ルウェルウェルウェルウェルウェルウェルウェ~ルウェ~ル♪」
「・・・・・スゲーカッコエー!もうコレしきゃねーよ」

「ハンクさん エルヴィスって知ってます? スゲーカッケーんスよ」
「バカヤロ ありゃ 邪道だ オレの言うとおりギター弾いてりゃいーんだよ オメーは」
「今度の録音 オレにも歌わせてくださいよ ハンクさん ギャラ要らないですから」
「オメー 歌ウタえんのか? おもしれー じゃウタってみろよ」

というコトでコクラン・ブラザーズの録音でエルヴィスの歌い方取り上げちゃった
Tired and Sleepy
初めての歌 でもカンゼンにハンクを食ってる セクシィなマンブリング唱法
改めて聴くと コレ面白い ハンクとのヒルビリー・デュオなんだけど
完全にメインですから あ低い声の方がエディね
スラップもバチバチでクレイジーな歌い方 エルヴィスをマネしたんしたんけど
むしろエディの方が エキサイティング ステージングもきっと派手だったんだろーなー
そしてPink Peg Slacks
ソロでエルヴィス唱法を試みた 第一作 スゲーセクシィです エロエロです
Latch on コレはハンクとの仲を完全に決別するキッカケになったデュオ
改めて聴いても ハンクとエディの感性の違いがハッキリ・クッキリ出てます
コレじゃーハンクついて行けない で56年コクラン・ブラザース 解散

でソロになったんだけどクレストっていう弱小レーベルで
ソロ・ファーストシングル Skinny Jim発表! ゼンゼン売れなかった
どしてかなーイマ聴いてもエキサイティングなんだけどなー 口笛とか入ってて

このクレスト時代の頃の名曲 Half Loved は1聴の価値アリです シビレルバラード!!!

でも大手レコード会社リバティのスカウトがSkinny Jimを歌うエディを見て
「んーコレはエルヴィスよりかっこいいなー 採用!」ってコトで
TwentyFlight Rock発表!
ロカビリーの歴史に残る名曲 リクツはいらない
純粋にカッコいーって思ってくれれば いい

でもさコレはシングル・カットは後々になった
The Girl Can't Helped Itって映画の挿入歌として彼は出演してソレを映像として残した
白いナッソー・ジャケット
このヘンテコリンなリソード・ウェアもイマじゃロカビリーの代名詞だけど
実は黒人のチンピラの間で流行ったモノ ソートウヤバイ不良が着る
やっぱさ ヤバイ不良って 今も昔もトッポイからねー

そんな映画の効果もあって57’リバティ名義のエディ初のシングル・カット
Sittin’in the Balcony というロッカ・バラード
コレのオリジナルはJhon D Loudermilkってヒト オリジナルもイイすよ
マニアなアナタなら一聴の価値はありマス
あと57年の名曲
Am I Blue マジでカッコいいから オレはエディ・コクランの中で一番好き!マスト! 
Sweetie Pie コレもいかしてマス いや すかしてマス
Twenty Flight Rock ココでめでたくシングル・カットになったけど この曲はコーラスの
               ないムーヴィ・バージョンの方がカッコいいねー

58年 エディ・コクランって言ったらコレでしょ?
Summertime Blues そして Jeanie Jeanie Jeanie 
今さら説明する必要ないよね ストレイ・キャッツ ブラック・キャッツ
世界中のロカビリー・キャットがカバーした名曲中の名曲

この年がエディの最盛期 
あと有名な
Nervous Breaktown ネオ・ロカ好きならシビれるマイナーコードのロッカ・ブギ
C'mon Everybody 別名同曲で Let’s Get Togetherってある ドッチも甲乙つけがたい
My Way オレがバンドやってらゼッテーコレのカバーしたいってくらいカッコイイッす
でも エディの場合はロッカ・バラードもステキなんです
Love Again バックの女性ボーカルも美しい ナイス・バラード
Don't Ever Let Me Go シビレます シブすぎる 
I Remember 「♪ラブアゲン・ラブアゲン・ラブアゲン・オオオ・アイ・リメンバー♪」いーネッ
Three Ster コレはロックンロール史に残る最大の悲劇 飛行機事故で死んだ
         バディ・ホリー リッチー・ヴァレンス ビック・ボッハーの追悼曲
         物悲しいアコースティク・ギターは涙を誘う
あと ピュア・ロカ好きのオレは個人的に 「Weekend」 もっと再評価されるべきだと思う

59年 Somethin’Else この曲 信者が多いんだよねー
                イマのガレージ・ロックに通じる傑作と思う

そして この年 1960年4月17日 
イギリスツアー中 センターラインを超えてきた黒のビュイックと正面衝突
21歳の若さでこの世を去る
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余談ですがこの事故の直前「Three Steps To Heaven」レコーディングされてます
by hey.onetwo-okujun | 2005-06-02 23:30
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