NILON ANTIFREEZE

おまたせ !
ってダレも待ってないか
「まだやんのか? オクジュン」って声が聞こえてきそうです
ええ おおいにケッコウ
オレのブログはオレの存在価値
1人ごとでもなんでもやってやるぜ
これからはベイベィ もうロックンロールのミッドナイト・トレインだ
終点ナシの特急、停車駅ナシ 乗ったら最後 死ぬまで付き合ってもらうゼ

かなーり大げさなクダリですけど
親愛なるミナサマ、いかがお過ごしでしょうか?
気が付けばもう2007年のクリスマス、オレにとっちゃ平日なんだけどね
まぁ仏教徒だからね
いくらアメリカン・ナイズされたとは言えキリシタンのお祭りを
コンビニのスタッフまで赤い三角帽子カブって
騒ぐのはイカガナモンかと
いつも言ってる事なんだけど
この期間にビジネス・チャンスがある業界があるからね
オモチャ屋とかデパート、ケーキ屋さん…
だから否定はしませんよ

クリスマスばんざい ! プレゼントばんざい ! !

実はオレからもミナサマにプレゼントがあります
構想1年半…2007年のクリスマスにやっと間にあったよ
今回、無理を言って協力してくださった The Kingの代表M氏
オレのワガママ最後までありがとうございました

今回は「置き去りにされたナイロン・アンチ・フリーズ」ってテーマで

ナイロンアンチフリーズってナニ?
なんですが
1955年公開の「理由なき反抗」って映画で
主人公のジム・スタークを演じるジェームス・ディーンが着ていた
赤いジャケットです
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ジェームス・ディーンは当時、彼のアイドルだったマーロン・ブランドよろしく
ブラック・レザー・ダブル・ライダース・ジャケット
を着てこの映画を撮ろうとしていた
ま単純にカッコいいからね
でも映画会社のワーナー・ブラザースが技術革新の進んでいた1950年代
「今回急遽フルカラーでムービーを作る」方針となって
カラーに写りバエの良い「赤い」ジャケットに変えられたそう

ジミーはこのジャケット当時あまり好きではなかったらしい
でも劇中では不良グループはブラックで主人公はレッド
視覚的効果もあいまって個性あるニューヒーローの誕生となった

よくある話でエルヴィスの髪はもともとブラウンだったけど
モノクロのテレビで映えるよう黒に染められてたらしい

リーゼントはブラック・ヘヤーが断然カッコいいけど
全ては本人の意思やコダわりではなくメディアによって造り出されたモノ

ロックンロールを代表するようなこの赤いジャケットはこうして生まれた

いまはもう無いけど「ホコテン」ってのが1980年代にあってサ
その頃、ロックンロールをストリートで踊っていた連中はオトコもオンナも
黒い皮ジャンか赤いジャンパーきてたんだよね
ココを見てくれているロックンロール・マスターの皆さんには懐かしさもあり
きっとタンスのハジッこの方に当時モノまだ持ってらっしゃると思います

そのころはサみんな「スゥイング・トップ」とか「ドリズラー」とか
「赤ジャン」とか「レッド・ブルゾン」とかスキなこと言ってたっけ
確かに「ドリズラー」ってのはマクレガー社の販売していた
エリ付きジップ・アップ・ジャケットで似てるんだけど
ペラペラなのね

でも当時、ティーンの着るこのようなジャケットにコストをかけると
価格に反映しちゃうからね
ティーンの財布の中じゃ せいぜい10,000円出すのがやっとだろう

もしホンモノにコダわって裏地のシッカリある赤いジャンパーを30,000円以上
プライス付けて売ったってダレも買わないよ
そんなお金があるならもうチョッと出して皮ジャンの新しいのが欲しいしね

だからチマタで売られる赤いエリ付きジップ・アップブルゾンは「ドリスラー」
とか「ドリズラー・タイプ」とか言われるようになったんだろうね
市場か優先しちゃってホンモノの商品が置き去りされてしまった

今回のオクジュン・プロデュースのNILON ANTIFREEZEはホンモノです
でもさ
ナイロン・アンチ・フリーズの完全コピーは作りたくなかった
せっかくだからサ もっと「ココをもう1センチ」とか
「この色をもう少し」とか
イチから作るワケでしょ?
だったらアレンジしないとね

That’s All Right のコピーをバンドでするじゃない
スコティの使ってたギターやアンプ、ビルの使ってたベースやスラップの拾い方
エルヴィスの使ってた当時安モノのアコースティク・ギターの弦や音の響き
完全にマネが出来て
それから少しずつ「このピックアップ使ってソリッド感出したい」とか
「このアンプの方がよりクラシック感が出る」とかね

洋服も音楽もホンモノをチャンと見極めてアレンジしたモノは
ホンモノと呼べるんじゃないかな

モチロン 今回ホンモノのマックレガー社のナイロン・アンチ・フリーズも
製作者であるThe King氏が手に入れ徹底的に解剖してくれたそうです

じゃ映画のシーンとこのジャケットを見比べてみよう
まずはコレ わかるかなー?
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このジャケット最大の特徴と言えるインナー
コレの切り替えしがスゴイ特長的なんですよ
こう胸の辺りからギュっと切れてる
コレはジッパーを下げて着てると よく目立つんだな
カッコいいんじゃない
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あとジッパーがエリギリギリまで縫製されているトコロをみてくれ
それからソデの形状
内ポケを今回コダわってテーラー仕立ての両玉縁にしている
第一カッコいいし
ラフにモノを出し入れしても耐えられる構造になってる
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このサ
裏が暖かそうでしょ?
もうこの季節じゃインナーTシャツだけってムリかも
だけどクルマの移動とかあとは店とかだったらヘーキじゃない
ヤセガマンしてもコレ着るときはインナー薄着で願います
だってモコモコしてカッコ悪いじゃない

さてThe Kingの代表M氏と相談の結果 いよいよ今月12月27日の木曜から
ナウ・オン・セールの運びとなりました

サイズはLのみ
オレの身長は175センチ 体重は78キロ (ややメタボ気味)
でもチャンと着れたぜ

プライスもこれだけオレとM氏が費やした時間と研究ののワリにはリーズナブル
ロットで作ってっからサ
無くなったら売り切れ御免で
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by hey.onetwo-okujun | 2007-12-24 21:36
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