ROCK’N ROLL ANGELS

先日よく飲みに行くラウンジのカレがリーゼントにしてカウンターに立った
生まれてまだ1度もリーゼントにしたことはないという
オレがいつも髪切ってる親友の店をショーカイしてあげた
なんだかとてもウレシイ

カレは「オクジュンのマネ」ってはにかんでいたが
ソレでいいんです
オレだって最初はマネ エーキョウされたヒトはたくさん

このブログを通してオレの野望は
「日本中オトコはリーゼント、オンナはポニーテイル化計画」である

今日は負けずと親友の店で髪を切ってもらった 負けちゃらんねえ
本日のダックテール↓
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パーマも取れてストレートに戻りました カントク!

オンナのコのポニー・テイルの作り方については身近に元ローラーのコが1人だけいるので
そのコをモデルにいずれUPします もう残念なコトにヒトヅマだが
ポニー・テイルもさ 極めればポマードを使う そのヘンもショーカイしたいね

さてそんな初心に帰って 今日はクールス
以前 黒のロックンロールはショーカイしましたが
きょうは2’nd ROCK’N ROLL ANGELS
76年 キング・レコードから発売
オレがコレを手に入れるのは中学2年生の頃 
エーちゃんやエルヴィスはなんとか知ってた テープやレコードも少し持ってた
発売からずいぶん遅れちまったけど センパイに教えてもらってさ

ティーンの頃の不良特有のシンナーやバブル・ガム、ヤナギヤ・ポマードのにおい
に混じって タバコのけむりが立ち込める プレハブの勉強部屋で
外では改造したバイクのマフラー音が聞こえる
そういう部屋にはワルが必ず4,5人昼も夜もいたんだ
つまり溜まり場
「いいか オクジュン ロックンロールってのはコレだ」
「なんすかコレ?」
「バカヤロ クールスだよ キャロルよりカッコいいだろ?だろ!」
シロクロのジャケットを差し出されたオレは生まれてまだ見たコトのないカッコよさに
ブッ飛んだ 
思えばこのジャケットとの出会いが無ければ オレの人生は大きく変わってかもしれない

「欲しい このレコードが いやジャケットが・・・」
でもさ 当時2,300円って金は ガキのオレに持ち合わせは・・・ない
生まれて初めて「犯罪」ってのにチョーセンして手に入れた
デパートの紙袋を用意してさ なつかしーなー
もうその日の夜にはオレは自分の部屋で安物のステレオで聴くことが出来た

コレは1’stでオリジナルばかりのクールスが
キャロルとの差別化というか 
オレたちゃアメリカン・ロックンロールを演るぜ っていうイキゴミが表れてる
カバー曲はティーン・ポップやドゥ・ワップ はたまたエルヴィスなんか
あったりして

ブルースの重鎮 大木トオル氏をプロデューサとして招き
そのほとんどの曲をアレンジメントしている

ではレコードレビュー
最初の曲に入る前に チョッとした寸劇がある
ポリスマンが
・・・gonna nowhere but to HELL!
オマエは地獄行きだぜって カッコいいよねー シビレる

A1 のっぽのサリー
リトル・リチャードも真っ青のアンサンブル! オレはコッチの方がスキ 思い入れもアリだが
ジェームスのハジケルような歌いっぷり コレぞロックンロール
曲間の「Woo Woo Woo」ってトコ当時 ビックリしたなー

A2 バースディ
オレの尊敬する水口晴之さんじゃないですかぁ ピッピ初デビューの名作
♪どきっとするよな真っ赤な口紅 思わず抱きしめHappy Birthday Tonight
「ロックンロール声」ってもしあるなら ピッピの声だねー

次の曲に行く前に また寸劇
「でもカッコいいんだもん! ママ」
「いけません!あんな油くさいのは!!」

A3 ミスター・ハーレー・ダビッドソン
ムラさんのファルセットは 当時どーしても こーしてもなじめなかったが
ダイヤモンズのリトル・ダリーンとか後から聴いていくうちに
本格的なアメリカン・ポップの歌い方なんだなーって改めて感動したのを覚えている
ソレにこの曲 オンナのコの歌だしね
♪それでも毎日待つわー迎えに来る日をHarley Davidson
コレ聴いてさっきのママが
「オークールス 私が若かったらほっとかないわよ おまえ」
「やーだー ママ」
って・・・ 氷川きよしかいっ!

A4 サマー・レディ
ムラさんの隠れたポップ・チューンの名作
♪夜明けのフリーウェイ ひとりぼっちのメリー・ルー そんなあのコはサマー・レディー・・・
オレのセンパイと当時の不良仲間でイチバン人気の曲です

A5 恋のテディ・ボーイ
改めて聴くと 館ひろし ひっとして天才かも
なんての独特の歌唱法なんだよね
♪ふるえる この指 おさえきれずに♪ のおさえきれずに のトコ
おぉさぁぁぁえぇ きィ れずにぃぃぃぃ」 甘ったるくピーカップは他に類を見ない  

A6 セイママ
シブーイ!!選曲 当時としてはザンシン過ぎ ジーン・ウィンセントじゃないですかー
歌はフランクだね
もちろんセイママはジーンよりフランクの方が先に聞いた
オレの中でセイママはフランクがオリジナル(笑)

ジェームスの「1・2・3・4!」のカウントから
B1 彼女はダイナマイト
ハモリだね ビートルズっぽく仕上げでるのかな
チョッとけだるいカンジがブルージーに仕上がった作品 あんまスキじゃない

B2 ロックンロール・タイム
またまたピッピ カッコいいねー 
曲間にハウンド・ドックのフレーズを入れてたり秀光さんのドラム・ソロ張り切ったり
聴きドコロ満載の
とにかく「ザ・ロックンロール」の称号を与えてもいいのでは? 

B3 恋のおわり
ジェームスかしっとり歌うバラッド
カレの間奏を務める哀愁のギターはグレッチ6120って知ってた?
しんみり とイイ曲

B4 アイ・ニード・ユア・ラブ・トゥナイト
かろうじてエルヴィスのオリジナルを先に聴いていたが オレはコッチの方がスキ
だってピッピが歌ってるからねー エルヴィスよりセクシーだとおもわね?
編曲もナイスなんです

またまた寸劇
「きのう晩 どこに泊まってたのよ うわきしたのね」
「いや・・・じつは・・・」
「ピシー!」
「Ouch!」 ←よくマネしましたよねー ブラザーのみんな

B5 リトル・ダーリン
モチロン クールスを先に聴いている オリジナルかと思った
ホワイト・ドゥワップのダイヤモンズは「アメ・グラ」のサウンドトラックを3年後に手に入れるまで
だから
ダイヤモンズは曲が終わる前に
「A 1・2・3・4」ってアプデンポにならないからビックリしたもんねー

B6 涙のダイヤリー
ステキなメロディでバックで
♪ウッシュ・ルー・ビーシュ♪のコーラスも入っててイイんだけど
館さんの「語り」と「なぁみぃだーのダイヤリー、オオオオオ」って曲
んーカラオケがもしあっても コレはナシやねー
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14才のオレには刺激が強すぎるオニーサマ達 スマン レコード印税は払ってない
by hey.onetwo-okujun | 2005-08-28 03:49
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